2021年8月6日のブックマーク (2件)

  • 原爆や戦争 漫画で表現 比治山大短期大学部客員教授 こうの史代さん

    原爆投下後の広島市に生きる庶民を描いた「夕凪(ゆうなぎ)の街 桜の国」、太平洋戦争末期の呉市を舞台にした「この世界の片隅に」で知られる、広島市西区出身の漫画家こうの史代さん(43)=東京都中野区。今春からマンガ・キャラクターコースを新設した比治山大短期大学部美術科で客員教授として教壇に立っている。原爆や戦争を作品の主題とする思いや、漫画という表現に挑む若い世代への助言を聞いた。(渡辺敬子) ―「この世界の片隅に」は、山代巴ら広島研究の会が被爆者の戦後を報告した「この世界の片隅で」を連想させます。 山代巴の「ひとつの母子像」は、被爆者の母親が仕事から戻ると、子どもたちがわあっと駆け寄ってくる描写が印象に残った。「片隅で」だと広島に根を張るたくましさが表現されるが、私は広島から呉に移り、居場所を見つける物語の軽やかさを表すため、「片隅に」とした。 ―作品の準備として原爆文学や関連の文献を読み込

    原爆や戦争 漫画で表現 比治山大短期大学部客員教授 こうの史代さん
    Ottilie
    Ottilie 2021/08/06
    たくさんの文献や被爆体験談などが"私たちにきちんと伝わっているのか、確認をとる作業をそろそろすべきだ"という賢明と誠実よ。"大田洋子は、私の人生や健康を分けてあげたいぐらい好きな作家"ですって。
  • 「夕凪の街と人と」「桜の国」「この世界の片隅で」 - 河野美代子のいろいろダイアリー

    広島の人ならきっとご存知でしょうが、大田洋子は、広島の被爆者です。原爆直後まだGHQの統制が厳しく、原爆を語ることが禁じられていた時から、命をかけて書いています。1948年に「屍の街」で、被爆直後の人々を描きました。 そして、1953年10月に、「夕凪の街と人と」を講談社のミリオンフックスの一冊として出版され、以後絶版となっていました。1978年、大田洋子の文学碑が建設されるのをきっかけに、復刻版が三一書房から出版されました。それをこのたび私は入手することができました。これもアマゾンでとても高価でしたが。 当時、原爆スラムと呼ばれた地域に住んでいる人々のこと、それだけでなく、被爆者の実態調査する学生や被爆者医療や検診ににたずさわる医師、さらに非道な原爆を投下したアメリカを訴えるという原爆訴訟に立ち向かう人々、さらに原爆の悲惨さを金儲けに利用する人々などをも描き切っています。重く、息苦しく、

    「夕凪の街と人と」「桜の国」「この世界の片隅で」 - 河野美代子のいろいろダイアリー
    Ottilie
    Ottilie 2021/08/06
    大田洋子の原爆文学『人間襤褸/夕凪の街と人と 』、小鳥遊書房から復刊です。