無重力願望、そして記憶のなかの小宇宙。夢と現実を結ぶ「倉俣史朗のデザイン」世田谷美術館で「倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙」がスタート。1960年代以降のデザイン界において、世界的に高い評価を受けたデザイナー・倉俣史朗の詩情あふれるデザインを読み解き直すものとなる。会期は2024年1月28日まで。 文・撮影=三澤麦(ウェブ版「美術手帖」編集部) 展示風景より、中央は倉俣史朗「ミス・ブランチ」(1988) 東京都世田谷区の世田谷美術館で「倉俣史朗のデザイン―記憶のなかの小宇宙」がスタートした。1960年代以降のデザイン界において、世界的に高い評価を受けたデザイナー・倉俣史朗(1934〜1991)の詩情あふれるデザインを読み解き直すものとなる。担当学芸員は野田尚稔(世田谷美術館学芸員)。 会場は、倉俣が当初勤めていた株式会社三愛所属時代の仕事を紹介するプロローグに始まり、テーマごとに仕事
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