産経新聞社が23、24両日に実施した東京都知事選に関する世論調査で、鳥越俊太郎氏への女性の支持離れが浮き彫りとなった。前回調査(16、17両日実施)と比べて6ポイント以上減少し、2割を切った。民進党幹部は週刊文春の「女性問題」をめぐる記事が「響いている」とみている。 女性の支持を年代別に見ると、鳥越氏は前回調査と比べ中年層(40~50代)での支持減少が顕著だった。前回では40代、50代ともに2割強の支持を集めたが、今回では40代は2割を大きく下回り、50代は1割に届かなかった。 週刊文春の記事に対し、鳥越氏の弁護団は21日、名誉毀損などの罪で東京地検に告訴状を提出。鳥越氏も民進党都連の会議で「事実無根だ」と否定した。ただ選挙期間中とあって本人による詳細な反論の場は設けられていない。女性はスキャンダルに敏感に反応する傾向があることから、女性票の動向にも影響が出たようだ。 一方で、増田寛也氏は