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大・中・小あらゆる企業で経理実務経験約40年の蔵研人が、本音で語る新感覚の読み物風の経理ノウハウブログです 私がはじめて連結財務諸表と遭遇したのは、今から32年前だった。それまで中小企業を転々と徘徊しており、生まれて初めて上場会社に勤務することになったからである。 そのころはまだ単体の商法決算が中心で、証取法でも有価証券報告書は単体だけの開示だった。もちろん連結財務諸表も開示対象だったのだが、有価証券報告書とは別本構成になっており、僅か10ページにも満たない添え物的な存在であった。 だから監査法人の監査も単体中心であり、連結監査は別建ての片手間的な感覚が漂っていたことも否めない。それに当時の連結財務諸表規則における『重要性の原則』がかなりゆるくて、大いなる柔軟的解釈が可能となり、代表社員の考え方ひとつでどうにでも解釈できる部分が多かったと記憶している。 それに比べて現在の会計界では、有価証
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