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日本でイノベーションが起きない根本原因 筆者がコンサルタントとして日々仕事をしていて、日本のビジネスパーソンに一番欠けていると感じるのが、「アジェンダを定める」力です。アジェンダとは「課題」のことです。なぜ「課題を定める」ことが重要かというと、これがイノベーションの起点となるからです。 今日、多くの日本企業ではイノベーションが経営課題の筆頭として取り組まれていますが、率直に言って、そのほとんどは「イノベーションごっこ」だと筆者は思っています。なぜそう言い切れるかというと、ほとんどのケースで「課題」が設定されていないからです。 すべてのイノベーションは、社会が抱えている「大きな課題」の解決によって実現されていますから、「課題設定」のないところからイノベーションは生まれません。「課題設定」というイノベーションの「魂」が抜け落ちたまま、表面的に外部からアイデアを募る仕組みやアイデアを練り上げるプ
他人のパソコンを無断で遠隔操作して仮想通貨を得ていたとして、宮城県警察本部は2人を書類送検しました。 書類送検されたのは、東京都新宿区の24歳のIT企業の会社役員ら2人です。 このうち会社役員は、仮想通貨の動きを監視することで仮想通貨を得られるソフトを、自分が運営するアダルトサイトに組み込み、ほかの人がそのサイトを見ている間にそのパソコンを遠隔操作で無断で使って不正に利益を得ていたということです。 また、もう1人はオンラインゲームを有利に進められるよう改ざんしたプログラムの中に、仮想通貨を得られるソフトを組み込み、そのプログラムを使った人のパソコンを遠隔操作して利益を得たということです。 警察によりますと、書類送検された2人は容疑を認めているということです。 警察がインターネット上を監視するサイバーパトロールで発覚し、14日、全国10県の警察で16人を書類送検したということです。 2人が不
漢字は難しい。 これは皆さん共通の見解ではないでしょうか。たとえ小中学校で習う漢字でも、案外正しく書けなかったりするものです。 例えば「博」と「専」。これらはともに小学校で習いますが、間違いが多い漢字です。非常に似た形をしていますが、「博」の右上には点がありますが、「専」の右上には点はありません。 近所で見かけた書き間違い。「専」に点は不要です では、どうしてこのようなややこしい事態が起きてしまったのでしょうか? もともとは違う形だった 「博」と「専」。今でこそ非常に似た形をしていますが、実はもともと違う形をしていました。それぞれの旧字体はこのようなものです。 左:「博」の旧字体、右:「専」の旧字体 旧字体の「博」の右上の部分は「甫」になっています。「補」や「捕」の右側と同じ形ですね。この「甫」、単独の漢字としても存在していて「ホ」と読みます。「補」も「捕」も「ホ」と読みますよね。これは「
山伏 他社に派遣されているエンジニアたちが月一回の帰社日にオフィスに集まってくると、社長の隣にいかめしい山伏が立っていて、集まった社員を水晶玉のようなまん丸な瞳でねめつけていたので、皆驚いた。 社員とは対照的に社長は上機嫌の様子で、件の山伏のほうに手をひらひらさせながら言った。 「今日から、この会社のコンサルタント的なことをしてもらう方でね、不動院八山坊さんです。」 紹介された山伏は、見開いた目を微動だにさせず、集まった一同を見回して、ただ、うんっと持っていた錫杖をカーペットにうちつけた。 錫杖の先からシャラン、と安っぽい音が鳴って、社長以外の全員が、この会社はもうダメだ、と、ため息をついた。 「では、八山坊さん。何から始めますか?」 と期待を込めて社長が尋ねると、山伏はようやく口を開いた。 「人が去り、残った者も皆ほうぼうに出稼ぎにでかけておる。」山伏は懐から4枚の手鏡を取り出した。「ま
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