読み返して分かった「序盤の展開の無駄のなさ」 昨年(2019年)の12月に開催されたジャンプフェスタ2020において、『ダイの大冒険』の再アニメ化が発表され、大きな反響を呼んだ。 1989年から1996年までというジャンプ黄金時代の真っただ中に『週刊少年ジャンプ』誌上で連載され、単行本の発行部数は累計4700万部を記録。間違いなくジャンプ黄金時代の一角を担った本作だが、再アニメ化が発表された際の反響の大きさは、連載終了から20年以上の時がたってなお語り継がれる人気の根強さを思い知らされることとなった。連載が終わってよりコアなファン層を再獲得していたと言っても過言ではないだろう。 筆者自身、アニメ化の一報を聞いていてもたってもいられず電子版の単行本を全巻買って一気読みしてしまった。そして自分史上何度目かの再読を通して気づいたのは、全体を通して完成度が高い作品なのだけど、特に序盤の展開が恐ろし

