青山に残る「こどもの城」とはあなたは「こどもの城」(旧称)を覚えているだろうか。青山通り沿い、東京メトロ表参道駅から徒歩3分、渋谷駅からも徒歩8分程度の都内超一等地にありながら、10年以上ほぼ手が付けられず、壁の向こうで眠りについたままになっている施設だ。岡本太郎のモニュメントが残されたあの場所といえばピンとくる人も多いかもしれない。 現在、東京都内における複数の再開発が頓挫するなか、その先駆けともなった「こどもの城」をめぐるゴタゴタを振り返りながら、現在の状況や今後の見通しをまとめていきたい。いったいなぜ、東洋一、世界に類を見ないとうたわれた「青山劇場」と「青山円形劇場」は眠りについてしまったのか。 まずは「こどもの城」がどのような施設であったか、その概要から説明させてほしい。 Photo by gettyimages 30年間で2800万人以上が利用1979年の国際児童年に厚生省(当時

