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ブックマーク / blog.livedoor.jp/beziehungswahn (10)

  • 未知のウイルスとの戦い 超高齢化社会の日本 : 場末P科病院の精神科医のblog

    2月7 未知のウイルスとの戦い 超高齢化社会の日 カテゴリ:新型コロナウイルス認知症 ここ1年ばかり世界はどこでも、コロナ、コロナ。皆、コロナ、コロナ。ニュースもコロナ、コロナ。学術論文も、精神医学の論文も、コロナ、コロナだった。 新型コロナウイルス関連の論文ばかり読んでいたせいか、しかも一気に論文が増えて(精神科関連だけでも1年間で2500件以上)、ブログを書く気がうせてしまったようである。 これまでに発表された傾向では、増加した数字は様々だが、新型コロナウイルスのパンデミックによって精神疾患が増加したという論文が世界中でどんどん発表されている。しかし、感染後の精神的な後遺症も含めて、その全容が正しく分かるのは数年後かもしれない。結果が判明するのは、まだ数年先。これからも論文を読んで勉強していく必要があろう。 (新型コロナウイルスによって精神疾患が増加) https://www.ncb

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    PEH01404 2021/02/11
  • トリンテリックスという新しいタイプの抗うつ剤が発売された その2 : 場末P科病院の精神科医のblog

    2月16 トリンテリックスという新しいタイプの抗うつ剤が発売された その2 カテゴリ:抗うつうつ病 (前回の続きである) うつ病では、大きな社会的な問題を生じていることが以前から指摘されている。それらは、職業機能の低下、就労困難、生産性の低下、欠勤、生活の質(QOLの低下)、などである。 https://journals.lww.com/co-psychiatry/Abstract/2016/01000/Cognition_in_major_depressive_disorder__a.9.aspxhttps://journals.lww.com/co-psychiatry/Abstract/2018/01000/Cognitive_dysfunction_in_major_depressive_disorder.6.aspx そして、認知機能障害が、この社会的な問題を生じさせている大き

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    PEH01404 2020/02/18
  • トリンテリックスという新しいタイプの抗うつ剤が発売された その1 : 場末P科病院の精神科医のblog

    2月1 トリンテリックスという新しいタイプの抗うつ剤が発売された その1 カテゴリ:抗うつうつ病 昨年の秋に、久々に新しいタイプの抗うつ剤が国内で承認された。トリンテリックス(ボルチオキセチン、Vortioxetine)である。 発売元のタケダ薬品のホームページには以下のような案内がなされている。https://www.takeda.com/ja-jp/announcements/2019/trintellix/ 武田薬品は、ボルチオキセチンが、うつ病の症状をプラセボと比較して統計学的に有意に改善したことを示す国内臨床第3相試験(NCT02389816)などの結果を基に、2018年9月に厚生労働省に製造販売承認申請を行い、2019年9月20日に製造販売承認を取得しました。剤は、セロトニン再取り込み阻害作用ならびにセロトニン受容体調節作用といった複数の薬理作用を併せもつ国内で承認を取得し

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    PEH01404 2020/02/02
  • 人類を守るために作られたはずのものによって、逆に、人類は滅びようとしている : 場末P科病院の精神科医のblog

    12月5 人類を守るために作られたはずのものによって、逆に、人類は滅びようとしている カテゴリ:抗生物質腸内細菌叢、プロバイオティクス 高齢となり、ブログを書く意欲が無くなってからブログを長く更新していなかったが、論文のチェックだけはしていた。もっぱら登録したWEBサイトから送られてくる神経科学や精神医学に関するニュースで興味を引いたものをチェックしているだけなのだが。認知症の予防になるかもと思いながら論文チェックは私の習慣の1つになっている。 ということで、今年読んだ論文の中で、インパクトが強かったものをいくつか紹介したい。 まずは、抗生物質に関する論文である。 抗生物質は1940年代から使用され、抗生物質のおかげで人類が感染症に打ち勝てるようになり、今では抗生物質の無い医療は考えられない程になっている。 しかし、抗生物質の消費量は世界中で増え続け、抗生物質が乱用された結果、負の遺産のよ

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    PEH01404 2019/12/05
  • 古くから存在するが新しく発見された第3の向精神薬 亜酸化窒素(N2O) : 場末P科病院の精神科医のblog

    2月23 古くから存在するが新しく発見された第3の向精神薬 亜酸化窒素(N2O) カテゴリ:酸化窒素化合物(NO、N2O)うつ病 一昨度の8月に、ニトロプルシッド・ナトリウムが統合失調症の症状を劇的に改善させたという論文を紹介したのだが、その薬理作用は一酸化窒素(NO)を介したNMDA受容体システムへの作用などが想定されている。酸化窒素系化合物はNMDA受容体システムに作用するのである。 (関連ブログ 2013年8月24日 ニトロプルシッド・ナトリウムの統合失調症への効果) (JAMAの一酸化窒素の精神疾患への効果に関する社説)http://archpsyc.jamanetwork.com/article.aspx?articleid=1686036(統合失調症へのニトロプルシッド・ナトリウムの効果に関して新たに2014年に発表された論文)http://www.schres-journal

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    PEH01404 2016/06/15
  • 青少年への向精神薬の使用は慎重であらねばならない 青少年への向精神薬の処方の実態とその有害作用 その1 総論 : 場末P科病院の精神科医のblog

    1月26 青少年への向精神薬の使用は慎重であらねばならない 青少年への向精神薬の処方の実態とその有害作用 その1 総論 カテゴリ:向精神薬副作用 近年、世界中の国々において、青少年(特に小学生、中学生といった若年層)への向精神薬の使用が急増しており、これでいいのだろうかと懸念する声が上がっている。私もそのうちの一人である。 この青少年への向精神薬の過剰処方は医師の診断に基づく医療行為の結果なのだから、それでいいのだという意見もあろうが、精神疾患だと診断される数自体が児童で増えている訳であり、それは、過去と現在では有病率が変化している、すなわち、だんだんと精神疾患を有する児童が増加していることを意味する。  しかし、精神疾患の有病率がそんなに急激に変化するのであろうか。もし、児童の人口が急激に増えれば、生育環境が追いつかずにそういった現象も起きなくはないだろうが、先進国で起きている現象なので

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    PEH01404 2015/12/17
  • 精神疾患と食事 part1 病院食はこれでいいのか? : 場末P科病院の精神科医のblog

    10月20 精神疾患と事 part1 病院はこれでいいのか? カテゴリ:事 (脂肪、トランス脂肪酸、グルテン、カゼイン、ケトン)生活習慣、ライフスタイル 事(ライフスタイルの中にも含まれるが)と精神疾患との関連性について関心が高まってきている。今回は、精神疾患と事との関連性について触れてみたい。  精神科病院には、病状がすっきり改善しなったり、なかなか安定しないような難治のケースが紹介されて入院となることが多々あるのだが(難治だからといって安易に病院に丸投げしてくるなと言いたいのだが、ましてやこんな低レベルの場末のP科病院なんぞに)、精神科病院に入院したからといってどうにもならないように感じることが多い。なぜなら、難治である背景にはライフスタイルが絡んでいるかもしれず、入院したところでライフスタイルの内容が劇的に変わる訳ではないからである。特に、ライフスタイルの中でも大きなウエ

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    PEH01404 2014/10/20
  • 治療抵抗性うつ病と炎症 その1 : 場末P科病院の精神科医のblog

    6月4 治療抵抗性うつ病と炎症 その1 カテゴリ:うつ病炎症 現在、世界中でうつ病患者が急増しており、うつ病への対策が地球規模の大きな健康問題となっている。うつ病は抗うつ剤で治療されることになるのだが、ここで問題となるのが、抗うつ剤などの治療に反応しない治療抵抗性うつ病(TRD)が存在することである。うつ病の約3割がTRDであると見積もられており、多くの精神科医が対応に苦慮しているのが現状である。TRDとなる原因は不明なままであるが、最近、炎症がTRDとなることに大きく関与していることが明らかにされてきている。TRDに対処していく上では炎症とうつ病との関連性を十分に理解しておく必要があると言えよう。  今回は炎症とうつ病、特に、治療抵抗性うつ病と炎症との関連性について触れてみたい。下の(A)の論文を中心に話を進めていくが、他の3つのレビュー(B~D)の内容などを加えて内容を補強してある。な

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    PEH01404 2014/07/31
  • むちゃ食いと食品依存・食品中毒とADHD(砂糖中毒、脂肪中毒、グルテン中毒) : 場末P科病院の精神科医のblog

    3月25 むちゃいと品依存・品中毒とADHD(砂糖中毒、脂肪中毒、グルテン中毒) カテゴリ:摂障害品中毒 TVでは大いを売りにした「なでしこ」とかいう変な女達が大いを披露してくれている。とにかくべ方が半端じゃないのである。何じゃの、この狂った女達は、馬鹿じゃないのと、私はいつも呆れてTVを見ている。私から見たら皆さん病気にしか思えません。特に、ギャル曽根さん、アンジェラ佐藤さん、あんさんらは重度の「むちゃい障害 Binge-eating disorder」でっせ。こんなのTVで放送したら絶対にあきまへん。真似をする女性が増えるだけですがな。摂障害の治療がどれ程大変なことか、TV番組のディレクターさん分かってますか。しかも、一度摂障害になったら、なかなか抜け出せません。摂障害は、そうならないように予防するしかないのです。むちゃいを肯定してしまっては、予防も何もできな

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    PEH01404
    PEH01404 2014/03/25
  • エビリファイが全米で売上No1の薬剤になった : 場末P科病院の精神科医のblog

    3月5 エビリファイが全米で売上No1の薬剤になった カテゴリ:向精神薬エビリファイ 今回は2013年度のアメリカでの薬剤の売上ベスト100についてです。なんと、あのエビリファイが全ての薬剤の中で売り上げNo1に輝いたのです。アメリカ人はエビリファイを飲みながらストレス社会で逞しく生き抜いているのでした。http://www.medscape.com/viewarticle/813571#1(Source: IMS National Sales Perspectives, IMS Health) 以下の薬剤が2013年度のアメリカ合衆国での売上ベスト20の薬剤です(2012年10月1日~2013年9月30日)。 1 Abilify $6,460,215,3942 Nexium $6,135,667,6143 Humira $5,549,996,8554 Crestor $5,310,818

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    PEH01404 2014/03/05
    日本で創薬されたクスリが全米No.1とか凄い。
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