従業員に時間外労働をさせたうえに割増賃金の一部を支払わなかったとして、五所川原労働基準監督署は14日、青森県深浦町の不老ふ死温泉を運営する「黄金崎(こがねざき)不老不死温泉」と男性社長(44)を労働基準法違反容疑で地検五所川原支部に書類送検し、発表した。社長は取材に対し「改善したい」と容疑を認めている。 不老ふ死温泉は、日本海を望む露天風呂からの夕日が絶景として全国的な知名度があり、年間約4万人の宿泊客が訪れる。 同監督署によると、同社と社長は昨年4~8月、配膳や受付などに従事する男女従業員23人に対し、1カ月あたり11時間45分~161時間37分の時間外や休日労働をさせた疑いがある。またこのうち22人には、同4~11月分の時間外割増賃金の一部約350万円を支払わなかった疑いがある。 時間外労働が指摘されている23人のうち、20人の時間外・休日労働時間は、健康障害のリスクが高いとされる月1
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