固有名詞はなるべく使いたくない 時が経ち誰もそれの意味がわからなくなったり 知ってはいてももうほとんど役目を終えていたり 現代性とはなんだろう その時時に使われたものを書き込むことだろうか それは皮相に思う そもそも普遍的なものを書きたくて 風雨にさらされても消えないものを 目指して そんな大層な夢を見ながら キーを叩いている そのうちキーを叩くというのも 古びれるのだろう 新しい技術が産まれるのだろう テクノロジーに規定される人の形 社会はそのようにできている 人々の思いではなく 下部構造という言葉も廃れてしまったか 共同幻想はどうだ ドルは基軸通貨のままか 未来は見えない 未来を描くことは現在を書くこと 現在の延長を思うこと 未来のことは誰か別の人に任せる 今のことと昔のことだけ 書いていたい 今までに残った固有名詞は もう消えることはないだろう それが普遍性というものだ 未来へ残した