現実主義者たちにはバカにされるだろう 本気で戦争を止めようと訴えていることを 敵も味方もなくすべての武力行使を否定していることを 賢い人達は戦争も人類史の一コマだという 戦争が科学技術を、文明を進歩させたのだと それが真実なのかはわからない それが戦争を肯定することにもならない 良い戦争も悪い戦争もない そこにあるのは人の死だけだ しかし現実主義者は言う アレは理由があって攻め込んだのだ 攻めるべき背景を持ったものなのだ 違う 理由など問題にならない 大勢の人の死の手向けにはならない 今すぐ戦いをやめよう 人殺しの英雄はいらない 親を失う子供の姿は見たくない 地球からあらゆる戦争を廃絶しようと本気で考えている カントもそうだったはずだ 希望に満ちた未来を選択するために 人には理性がある 人には想像力がある 人には優しさがある 陰謀や権謀術数が裏側にあったとしても 戦いを始めることのいいわけ
デカイ一発はこない そんなことをうそぶいて 自殺を最後の手段として お守り代わりにしようと そんな本を書いた人がいた 現実はどうだ デカイ一発が来そうで 世界中が大混乱 それが令和の姿だ いつでも世界の終わりは 目の前に準備されている 不断の努力で 穴に落ちないようにしているだけだ 毎日、不穏なニュースが流される 恐怖で鬱がひどくなり 食欲も無くなったり亢進したり 体中が大混乱 人を殺すことはダメだ そんな誰もが知っていることを 悪びれることもなく実行する そんな独裁者が存在するのだ 物語なら救世主が現れて すべてを解決してくれるかもしれない だが現実はそうではない 血を流す人々 為政者はそれをどんな目で見ているのか いつも命を賭けるのは 市井の人々なのだ 許されることではないことを ごく当たり前に行う そんな存在を どうしていいのかわからない 一人の人間はあまりにも無力で すぐにすり潰さ
生活保護以下の金で生きている それでも特に困らない 月賦で買った6万のPCがあれば詩は書ける 腰が痛くなるのはしかたない 食べ物は偏っているが とりあえずカロリーはとっている (とりすぎで太っている) ネットでロシアのウクライナ侵攻が話題になっている クラスター爆弾が使われたという ロシアとウクライナの歴史のことはよくわからない 兵器や軍事のことはよくわからない そういうのは詳しい人に考えてもらおう 寒さに震えている でも死にはしない ウクライナでは たくさんの人が死んでいる 反戦の機運が高まっている 誰もが厭戦の憂鬱にうなだれている 誰も人が死ぬことも 殺すことも 望んでいない テレビは持っていない 細いネット回線で世界を覗いている 何語かわからない言葉で叫んでいる人がいる 子供が担架で運ばれる動画が流れている 「我が国の若者は犬死ではなかった」 そんな妄想を抱いている人もいるのだろうか
音楽は人を無理やり繋げる 詩は人間をズタズタに引き裂く そんな話をミュージシャンとしたことがある 歌に使われる言葉がどれだけ強くとも メロディーがそれをかき消してしまう 詩は言葉をむき出しにするから遠慮がない そうだろうか そうなのかもしれない 強い言葉と弱い言葉 それを分けられるのか 分けるべきなのかはわからない 誰かを傷つけようと思って詩を書くことはない しかし、結果的に傷つく人がいることも知っている 謝ってくれ、そう言われたこともある 謝る必要がないから謝らないが 傷つけたという事実は心に刻む 詩の言葉はごまかしが効かない ごまかしてもそのごまかしはバレる 嘘を書いてもいい 起こらなかったことを書いてもいい しかし、それは正直な心の叫びになる 心のままに いつもそれを目指しているが 未熟すぎて書けない それが書ける人は どれだけいるか 間違いだらけで人を傷つける そんな言葉の連なりを
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