昨年2009年は弟・堀込泰行がソロプロジェクト“馬の骨”で2ndアルバム「River」を発売、兄・堀込高樹が“ザ・グラノーラ・ボーイズ”の一員としてフェスに参加するなど、それぞれソロ活動を積極的に行ってきたキリンジ。 音楽的な振り幅を広げ、さらに自由な楽曲作りに取り組むようになった2人が、待望のニューアルバム「BUOYANCY(ボイエンシー)」をついに完成させた。前作「7-seven-」のリリース以来、約2年半ぶりとなるこのアルバムでは、躍動感あふれる先行シングル曲「夏の光」やニューウェイブなダンスナンバーなどで新境地を開拓している。 今回ナタリーでは、アルバム制作の背景や最近のプライベートライフを2人に語ってもらった。 取材・文/遠藤敏文 撮影/中西求 高樹 タイトルは、結構ギリギリになって決まったんです。先行配信のシングルが「セレーネのセレナーデ」と「小さなおとなたち」なんですけど、「