世界的ベストセラー『ザ・ゴール』の著者であり、TOC(Theory of Constraints:制約理論)の提唱者であるエリヤフ・M・ゴールドラット博士が、6月11日(土)イスラエル・エルサレム郊外のご自宅にて逝去されました。享年は64歳でした。 ゴールドラット博士を悼んで、日本でも親交が深かった岸良裕司氏と三本木亮氏による追悼文を掲載いたします。 ゴールドラット博士の死を悼んで 岸良裕司【ゴールドラット・コンサルティング・ディレクター兼日本代表】 6月11日、ゴールドラット博士が、肺ガンのため亡くなりました。家族全員に看取られての穏やかな最後だったそうです。 もともと博士はデフォールトで、生来、血液中の赤血球の数値がはるかに高いという病気を抱えていました。そのため血栓ができやすく、生きているのが不思議であると言われていました。その一方で、同時に血液が凝固しにくいという病気も抱えていて、