厚労相が表明「難病対策費、4倍増を目標」 舛添厚生労働相は21日、北九州市内で講演し、国が難病(難治性疾患)対策として出している治療法の研究予算について、「来年度はできれば100億円ぐらいに引き上げたい」と述べ、今年度予算額の24・4億円の4倍増を目指す考えを表明した。来年度予算の概算要求で要求する方針だ。 研究対象疾患は現在、筋委縮性側索硬化症(ALS)やパーキンソン病など123疾患に上るが、予算拡充によって対象を広げる考えだ。 一方、舛添氏は年金制度改革に関連し、保険料を原則25年間納めなければ年金をもらえない「受給資格期間」について、「5年払えばどうだ、10年払えばどうだというような形での短縮を考えるべき時期に来ている」と語った。