Windows XPが2001年に発表されたとき、(わたしの知る限りでは)そのライセンス契約には、同OSを仮想マシン(VM)上でどのように利用できるかに関する明示的な規定はなかった。しかしその後、まだ珍しかった仮想マシンはほとんど当たり前の技術になった。そこでマイクロソフトは、次のバージョンのWindows、つまりWindows VistaのEULA(エンドユーザーライセンス契約)には、同OSを仮想マシン上でどのように利用できるかを、明示的に定める規定を追加すべきだと判断した。 そしてマイクロソフトが課したライセンス制限は、非常に多くの人々を混乱させている。それらの制限は明らかに、さまざまな点でお互いに矛盾して見えることが大きな理由だ。幸い、ZDNetのエド・ボット氏など数人の人々が、果敢にもマイクロソフトに直接(同社ディレクターのスコット・ウッドゲート氏を通じて)、Vistaのライセンス
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