与党・保守党が単独過半数を獲得し、キャメロン首相の続投が決まった英国総選挙では、注目候補の明暗が分かれた。 第3党に躍進したスコットランド民族党では、20歳の大学生マリ・ブラックさんが当選した。1667年以来最年少という。労働党の「影の外相」を破るというおまけ付きだった。「人々は年齢や性別といった表面的なことではなく議論の本質に関心を持った。英政府にスコットランドの人々の声を届けたい」と英メディアに意気込みを語った。 ブラックさんを含め、女性議員は改選前の147人(全体の23%)から191人(同29%)に増えた。 英国では選挙権、被選挙権ともに18歳以上。 一方、欧州連合(EU)からの即時離脱や移民規制の強化を求め、支持を広げてきた英国独立党(UKIP)のナイジェル・ファラージ党首(51)は、保守党候補に敗れて落選。党首を辞任した。 また保守党党首キャメロン首相(48)の後継候補の一人とさ