富山市内の交番で警察官が刺されて死亡し、近くの小学校で警備員が撃たれて死亡した事件で、殺人未遂容疑で現行犯逮捕された富山県立山町の島津慧大(けいた)容疑者(21)は元自衛官だったことが捜査関係者などへの取材でわかった。 島津容疑者の自宅の近くに住む男性によると、島津容疑者は数年前に自衛隊に入隊後、1年ほど前に戻ってきたという。 男性は「あまり話すことはなかったが、おとなしい感じの少年だった。あんな事件を起こすような人ではなく、新しい勤め先を見つけて就職したものだと思っていた」と信じられない様子だった。 ◇ 逮捕された島津慧大(けいた)容疑者の自宅は富山県立山町内の田園地帯にある。近隣住民によると、島津容疑者の家族は20年ほど前に引っ越して来たといい、島津容疑者は地元の小中学校へ進学。幼いときから知っているという近所の70代女性は、犬の散歩途中に出会うと、礼儀正しく「こんにちは」とあいさつす