九電冷却水漏れ公表せず 玄海原発3号機、ポンプ異常 2011年12月10日 14:16 カテゴリー:社会 九州 > 佐賀 九州電力は9日、定期検査中の玄海原発3号機(佐賀県玄海町、出力118万キロワット)で、放射性物質を含む1次冷却水を浄化するためのポンプから警報が出て、予備機に切り替えたと発表した。ポンプから1次冷却水が漏れていたが、九電は「漏れた水はポンプ施設内のタンクにたまる仕組みのため外部への放射能漏れはない」(報道グループ)として、この事実を自ら公表しなかった。 同日午前11時前、1次冷却水が流れるポンプを回転させる軸の温度が上昇したことを示す警報が出た。ポンプから漏れ、タンクにたまっていた1次冷却水は1・8立方メートル。軸の部分から漏れた可能性がある。 九電によると、ポンプから1次冷却水が漏れたり染み出たりする事例は過去もあり、国の規定では設備内に水漏れが収まっている場合、