「枯れ葉剤」か 米軍文書見つかる 社会 2011年11月4日 09時45分Tweet(2時間37分前に更新) ベトナム戦争が激しさを増していた1966年、米軍が当時最新の除草剤の取り扱いを指示する目的で沖縄、フィリピン、台湾に派遣した視察団の報告書が3日までに見つかった。専門家はベトナム戦で使用した枯れ葉剤(オレンジ剤)との関連性を指摘している。(知念清張) 空軍省の同年9月8日付け報告書「リポート・オブ・スタッフビジット フィリピン、台湾、沖縄」によると、海空軍の合同視察団は化学薬品の安全性と効率性を高める目的で、8月7~24日の期間中にフィリピン、台湾、沖縄を訪問した。県内は嘉手納基地など3カ所を訪れている。枯れ葉剤問題を取材している英フリージャーナリストのジョン・ミッチェル氏が入手した。 報告書は化学薬品の品目には触れていないが、除草剤を示す「herbicides」の用語を使い、「今