沖縄のアメリカ軍関係者の男が20歳の女性の遺体を遺棄したとして逮捕された事件を受けて、沖縄県議会与党会派や市民グループなどで作る団体は、来月19日に県民大会を那覇市で開くことを決め、数万人規模の参加を目指すことにしています。 大会では数万人規模の参加を目指し、アメリカ軍基地の大幅な整理縮小や日米地位協定の抜本的な見直しなどを訴えることにしています。 平成7年に沖縄で起きた少女暴行事件に抗議するために開かれた県民大会では、主催者の発表で8万5000人が集まり、基地の整理縮小を求める声は、翌年の日米両政府による普天間基地の返還合意につながりました。 団体では党派を超えて広く参加を呼びかけたいとしていますが、普天間基地の移設計画への反対も合わせて訴える方針で、事件への抗議に絞るべきだとする政党や団体が出席するかは不透明な状況です。