各種の超高層雷放電の模式図 レッドスプライト(英: red sprite)、またはスプライト(英: sprite)は、雷雲上の中間圏で起こる発光現象であり、超高層雷放電の1つである[1]。超高層紅色型雷放電とも呼ばれる。雷とは異なる発光現象だが、雷(雷放電)に付随して発光するといわれている。 スプライトは、アメリカ合衆国の Franzらが1989年に、夜間ビデオカメラの較正をしていた時に偶然に撮影した発光現象である。その色 (red) と妖精 (sprite) のようにひょっこり姿を現すことから、「レッドスプライト」と呼ばれるようになった。現在では単に「スプライト」と呼ぶ。理論としてはチャールズ・ウィルソンが提唱していたが、当時はカメラも高性能ではなく、たとえ目撃しても目の錯覚だといわれていた。 Franzらの発見後、様々な科学者により盛んに研究され、実像が明らかになりつつある。色は赤色で