もの作る人々がいるならば、もの作られる人もいるな、と気づいた。あらゆる商品は市場があって、初めて出現する。一度、その市場の側から考えてみたらどうだろう。いわば逆転の発想だ。どうせ逆転するならば、大逆転の方が面白かろう。そこで周囲を見回してみた。あらゆるヒントは日常茶飯事にある。 私の家には若者がよく集まる。私の周りにではなく、家族の友人達だ。明らかに異世代の人々だ。彼ら、彼女らを観察するに、その中でも異色の人間がいる。働くでもなく、何するでもなく、どうやらフリーターらしきを演じている。もしかしたら今流行のニートかもしれない。しかし、全然、沈澱したり、暗いふうはない。前向きなのである。でも、関心のない事、嫌いなモノにはサッと距離をとる。冷淡なのだ。 S君はK大学の何年生だか知らぬが、まだ学生だ。スポーツに関心があって、それでニューヨークまで出かけて、バスケットボールや、ベースボールの試合を見
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