海女萌(も)えキャラクターは是か非か--。来年の伊勢志摩サミット開催地・三重県志摩市で勃発した「碧志摩(あおしま)メグ」の市公認を巡る騒動。地元海女らを巻き込んだ議論の末、公認撤回で一応の決着を見た。日本が世界に誇るアニメ文化の興隆とともに、各地の地域おこしに一定の役割を果たしてきた萌えキャラたち。メグは何が問題とされ、これからどこへ向かうのか。【井口慎太郎】 ◇他キャラは静観 騒動を、各地の萌えキャラたちはどう見たのか。 伊賀忍者で知られる同県伊賀市の「伊賀上野NINJAフェスタ実行委員会」が公認するくノ一の萌えキャラ「伊賀嵐(いがらし)マイ」は、碧志摩メグの「親友」という設定。2人とも同じ会社が制作しており、容姿や雰囲気が似ている気もする。ただしマイには批判の声はないといい、実行委は「現役海女が意見を寄せたメグに対し、こちらは忍者が実在しないので」と環境の違いを語る。 地下鉄通