日本の予選グループ1位通過を実現させた立役者の1人は、GK・権田修一(33・清水エスパルス)だろう。「日本の守護神」として3試合を通して安定した活躍を見せ、特にドイツ戦ではスーパーセーブを連発、MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)に選出された。 その権田が、劇的な勝利を飾ったドイツ戦の直後、日本のある人物に対して以下のようなメッセージを送っていた。 〈カタールに入ってからリーグ戦で力み気味だった身体をフットボールネーション見ながら整えました笑〉 メッセージの受信者は漫画家・大武ユキ氏。『ビッグコミックスペリオール』で連載中のサッカー漫画『フットボールネーション』の作者である。 同作は、運動科学総合研究所・高岡英夫氏が監修しており、もも裏の筋肉・腸腰筋などインナーマッスル主導の動きや股関節の重要性など、身体面に注目して描かれるサッカー漫画だ。「日本をフットボールネーション(=サッカー先進国)にす