フランス・カン(Caen)で撮影された経口避妊薬(ピル、2005年8月2日撮影)。(c)AFP/MYCHELE DANIAU 【5月6日 AFP】酢を含ませた海綿、ザクロの果肉、オリーブオイル――。世のカップルたちは、何世紀もの間、独創的な避妊法を編み出し、その結果に一喜一憂してきた。 女性たちは20世紀半ばになって、経口避妊薬(ピル)という発明品に出会うことになる。これは、妊娠の制御において高い信頼性を発揮するだけではなく、性革命をももたらすことになる。 ■ピル誕生までの歴史 世界初のピルは、1955年、米国のグレゴリー・ピンカス(Gregory Pincus)博士によって開発された。米食品医薬品局(US Food and Drug Administration、FDA)により販売が認可されたのは、1960年5月9日のことだった。 西ドイツでは、これより前の1956年に発売された。フラン
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