★『1Q84』のBOOK1&2をいまごろなぜか読んだ。私はむずかしいものや自分にとって面白くないものは「読めない」(正確に書くとページが進まない。文字は読めても内容が頭に入ってこず、歩くようなスピードでサクサク読めない)ので、一気に読めただけでこれはまぁ「面白い」んだろうな……。とは思うものの、読後の感想は、正直言って「気持ち悪い」以外のなにものでもなかった。 村上春樹の小説に出てくるものが何を意味していて、何が何の象徴で物語全体として言っていることが何なのか、ということは、私は『ダンス・ダンス・ダンス』ぐらいまではわからなくても気にせず面白く読めていて、『ねじまき鳥クロニクル』ではまったくわからなくなってしまい、面白さも見いだせなくなっていた。読者としての私の知識のなさ、読解力のなさで「楽しめない」んだろうなー、ほんとはすごいんだろうなー、と思いつつ、そこから興味を失っていて、ひさしぶり