毎日いろいろなものを食べているにもかかわらず、うんちはみんな、色の濃淡はあれど、同じように「茶色」になる。なぜ「茶色」になるものなのか。 ドリンクバーでいろいろな飲み物を混ぜ合わせると、ドブのような色になるけれど、それと同じような理屈だったりする? 都内の内科医に聞いた。 「モノを食べると、食道から胃に入り、消化されて、小腸にいきます。小腸では栄養を吸収しやすくするために、消化液でドロドロの状態にします。実は、うんちが茶色になるのは、こうした消化液のひとつで、胆のうから出てくる『胆汁』のためなんです」 つまり、胆汁が茶色をしているっていうこと? 「胆汁には赤血球から作られた『ビリルビン』という成分があり、もともと黄緑色をしています。そして、このビリルビンが、腸内の酸やアルカリに反応すると、茶色に変化するんですよ」 うんちは、食べた物のさまざまな色が混ざり合って、茶色になっているわけではなく