父親がまた「引っ越し」の話がしたいと言って、来た。 隣に某宗教団体の本部があり、24時間監視されているので、引っ越したいというのだ。 思えば、そんな引っ越しに付き合わされて、何度貯金と労力を浪費してきたことか… もう2,3回は引っ越しているし、両親ともに同じ病理を抱えているので、立て替えた引っ越し代だけで数百万はいってるだろう。 稼いでも稼いでも、貯金できないわけだ。 うちの父親は時限爆弾のようなもので、無碍に扱えばいつ何をしでかすかわからない。 愛情に飢えているから、実の息子にかまって欲しいのだろう。 今のところ、人に危害を加えるようなことはまったくないが、その意味不明な言動に周囲の人たちは困惑している。 統合失調症と言うより、妄想性人格障害なのだろう。 まさに春日武彦氏の『屋根裏に誰かいるんですよ。』に登場する患者と言動が一致する。 精神科医に相談に行ったら、病気はクスリで治せるが、妄