字面を追うだけでメロディーが頭に浮かぶ――。テレビCMなどでなじみの「音」が商標として登録できるようになって1年。駅で聞いたあの音も、登録を目指している。 ♪ミドラ ミドラ ミドミラ~ 名古屋鉄道(名古屋市)は今年1月、特急列車の接近を伝える警笛「ミュージックホーン」のメロディーを商標として特許庁に出願した。同庁によると、乗り物が発する音が出願されたのは初めてという。 ミュージックホーンは、1961年にデビューした日本初の前面展望車「7000系パノラマカー」から搭載。駅や踏切に近づく際などに鳴らされてきた。 「どけよ、どけよ そこどけ」などと聞こえるとして、沿線住民からは「どけよホーン」とも呼ばれる。鳴らすペダルは今も特急列車の運転席にあるが、騒音への苦情があってほとんど使われていない。 商標出願では、適用分野を「鉄道輸送」以外に「テレビゲーム機用プログラム」「キーホルダー」「かばん類」「
参議院は2016年4月15日の本会議において「サイバーセキュリティ基本法及び情報処理の促進に関する法律の一部を改正する法律案」を賛成多数で可決した。既に衆議院を通過しており、法律は成立した。同法案は2月2日に国会に提出されていた(関連記事:サイバー法改正案が閣議決定、「情報処理安全確保支援士」新設へ)。 改正法成立により、政府機関や独立行政法人・特殊法人のセキュリティ監視に関する内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)の機能が強化される。監視対象拡大による業務量増大に備えるため、一部事務を情報処理推進機構(IPA)に委託する(関連記事:年金機構事件が残した“宿題”、改正サイバー法は政府機関を守れるのか?)。 加えて、サイバーセキュリティに関する助言を行う国家資格「情報処理安全確保支援士」が新設される。現行の「情報処理技術者試験」とは別格の資格で、合格者の登録制や定期的な講習などが実施さ
政府は2016年2月2日、「サイバーセキュリティ基本法及び情報処理の促進に関する法律の一部を改正する法律案」を閣議決定し、国会に提出した。開会中の通常国会での成立を目指す。 改正案は、2015年1月に全面施行された「サイバーセキュリティ基本法」(関連記事:「サイバーセキュリティ基本法」が全面施行、NISCは省庁横断の司令塔に)を初めて改正するものである。 全面施行後に特殊法人である日本年金機構で起きた年金情報流出事案では、内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)によるセキュリティ評価・監査が特殊法人にまで及ばなかったことが事態悪化の遠因になった(関連記事:政府サイバー戦略が2カ月遅れでようやく確定へ、年金機構問題踏まえ見直し)。これを踏まえ、改正案ではNISCが行うセキュリティ評価・監査の対象範囲を、行政機関(中央省庁)から独立行政法人や特殊法人にも拡大する規定を盛り込んだ(図)。 対
春の嵐が吹き荒れた4月17日の日曜日。休日にもかかわらず、記者は朝から東急大井町線の尾山台駅に立っていた。経済産業省傘下の情報処理推進機構(IPA)が実施する「情報セキュリティマネジメント試験」を受験しに来たのである(写真1)。試験会場は尾山台駅徒歩15分。多摩川にほど近い東京都市大学の世田谷キャンパスである。 情報セキュリティマネジメント試験は経産省所管の国家試験「情報処理技術者試験」の新たな試験区分として今回から実施される新しい試験だ(ITpro関連記事:セキュリティの新しい国家試験「情報セキュリティマネジメント」が来春開始)。 具体的には、「情報セキュリティマネジメントの計画・運用・評価・改善を通して組織の情報セキュリティ確保に貢献し、脅威から継続的に組織を守るための基本的なスキル」を認定する(外部リンク:IPA「情報セキュリティマネジメント試験」紹介ページ)。典型的なお役所文書で、
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