■ この国で「政権担当能力」とは、官僚を指揮する能力である。 それは、オーケストラの指揮という作業と似ている。 各パートの奏者に色々な指示を出して、さまざまな「響き」を作っていく。 それが交響曲や管弦楽曲の世界である。 今、民主党内のゴタゴタぶりがエスカレートしているようであるけれども、どうでもいいことではある。菅直人登場後、支持率が跳ね上がったのは、民主党の「脱小沢化」が期待されたからである。今、鳩山由紀夫が挙党態勢を説いているようであるけれども、そうした名目で「脱小沢化」にブレーキをかけることなどは、ほとんど期待されていないのではないか。 小沢待望論というのも、不可思議な現象である。 彼の「指揮経験」というのは、中曽根康弘内閣期の自治大臣と竹下登内閣時の官房副長官ぐらいしかない。 その後、細川・羽田諒内閣期、そして小渕内閣期に与党の立場になったが、結局、「指揮台」にたつことはなかった。
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