(記事概要) カナダでの結婚相手選択について、おもしろいデータが出た。カナダ人の92パーセントが、白人と黒人、もしくは白人以外との結婚を受け入れているというものだ。 同じ意識調査でのアメリカの結果は77パーセント。これはカナダの1990年の調査結果と同じ数字だという。 1975年から5年ごとにこの調査を行っている社会学者のレジナルド・ビビー氏は「異人種間の結婚観は、社会のいわば人種的、文化的統合性の最もわかりやすいバロメーターである」と解説している。 (2007年8月29日Vancouver Sun:BC州で最も発行部数の多い一般紙。徹底した地域密着型の内容に定評がある) (解説) 異人種間結婚に対する容認度の高さの理由として、ビビー氏が挙げているのは2つ。ひとつは、これまで人種問題に対して全く問題がなかったわけではないが、少なくともカナダの歴史上、アメリカのような奴隷制度、人種隔離政策が