去る09年7月16日のトムラウシ山での遭難事故で亡くなられた方へ心よりご冥福をお祈りいたします。 はじめてご訪問の方はこちら(自己紹介および投稿リスト等)をご覧ください。
あすへの話題 記憶の「編集力」を鍛えよう 脳科学者 茂木健一郎 アタマの良し悪しと言うと、真っ先に思い浮かべるものの一つが記憶力である。 記憶力を良くしたい。そんな願いは、学校の試験に苦しめられている学生はもちろん、学校を卒業して長い年月が経った大人にとっても切実なものだろう。特に、そろそろ物覚えが悪くなってきたと感じる年代の人にとって、記憶力をどうやったら維持できるかは大いなる関心事に違いない。 ところで、脳の記憶のシステムの本当の素晴らしさは、世間で言う「記憶力」とは少し違う点にあるということをご存じだろうか? 覚えたことを単純に再現するだけなら、機械にでもできる。実際、単純な再現力で比較すれば、人間の脳はコンピュータにとても敵わない。 人間の脳だけが持つ素晴らしい能力は、自らの記憶を編集して、新しい意味を見いだす点にこそある。例えば、何回か会って話をすると、次第にその人柄が判って
実をもうせば、というのも何だが、 私は今までの国政選挙、ないしは首長選挙、 地方議会選挙で、一度も自由民主党に 投票したことがない。 私は1962年生まれだが、 ある時期まで、「自民党なんかには入れない」 というのは、いわゆる「インテリ」の 矜持であった。 ベルリンの壁が崩壊する頃までは、 日本共産党に投票するのは、周囲 の仲間の間ではごく普通の振る舞いだったように 思う。 そのあとは、社民党や民主党が 「良識派」の投票の受け皿になってきた ことは、皆さんもご存じの通り。 しかし、このところの政争、 とりわけ、昨日の参議院での 否決騒ぎを見ていて、生まれて初めて、 「次は自民党、というか、小泉自民党に 投票するかも」と思うようになった。 民主党には失望した。今回の事態を、 「衆議院解散ー>政権奪取」 という機会主義者(オポチュニスト)にとっての 「千載一遇のチャンス」だとしか とらえていな
最初に誤解なきようお断りなのだが、私にとって、公明党と共産党はどっちが嫌いか甲乙つけがたいほど嫌いな政党なのだが、このエントリは政治的な意図をもって貶めるという趣旨ではない。もっとも、こんな弱小ブログにそんな影響力もないだろう。この二つの政党に関連してなんとなく気になることがあるので書いておきたい、というだけだ。 公明党だが、先日の都議会選でもそうだし、今回の衆院選挙でも結果的にキャスティング・ヴォートの位置になるだろう。つまり、その政策が国政に強い影響力を持つことになる。 背景に創価学会という宗教団体を持つ公明党なので、政教分離なり、その宗教団体の利害が国政に反映するのは好ましくないなどといった視点で批判されがちだ。が、私は、概ね公明党は無害な政党なのではないかというか、世相の流れに流されている政党なのだろうと考えつつある。流れとは、昨日の「極東ブログ: [書評]自民党の研究(栗本慎一郎
日本の大きな変革に立ち会っているのだろうなと思う。日本のありようが日本国民に問われたということはいいことだ。日本国民はどう答えるだろうか。というところで、さて情報戦がばしばしと始まるのだ。 迎え撃つ小泉首相の原点は明快だ。”衆議院解散を受けて 小泉内閣総理大臣記者会見”(参照)より。 私は、今、国会で、郵政民営化は必要ないという結論を出されましたけれども、もう一度国民に聞いてみたいと思います。本当に郵便局の仕事は国家公務員でなければできないのかと。民間人ではやってはいけないのか。これができないで、どんな公務員削減ができるんでしょうか。どういう行政改革ができるんでしょうか 言わば、はっきりと改革政党になった自民党が、民営化に反対の民主党と闘って、国民はどういう審判を下すか聞いてみたいと思います。だから解散をしました。 つまり、郵政民営化に賛成ですか、と。 そこで、情報戦の敵方の先陣は論点ずら
産経新聞『教科書・拉致・靖国…メンバー相次ぐ落選 自民「保守派」思わぬピンチ』 衆院選自民党圧勝の陰で、党内でも日本の歴史や伝統、国益を重視する理念的な「保守派」がガタガタになり、立て直しを迫られている。郵政法案に反対票を投じ公認を外されたり、落選したりしたケースが少なくないためだ。保守派のまとめ役を安倍晋三幹事長代理が担ってきたことから「安倍シンパの分断選挙になった」(自民党筋)との声もあり、「ポスト小泉」選びにも微妙な影を落としそうだ。 「保守派にとっても安倍さんにとっても、大きなダメージだろう。保守系の議員連盟はみんな、ズタズタになった」 自民党関係者は現状をこう解説する。小泉純一郎首相は衆院選で郵政民営化の是非を問うたが、その“副作用”は教科書、拉致事件、首相の靖国神社参拝、教育基本法改正、人権擁護法案…とさまざまな分野に及ぶ。 今度の選挙では、こういう副産物もあったようだ。ピンチ
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[読書] 小林よしのり『靖国論』(幻冬舎 05.8.1) 昨日に引き続き、仏教は死者の霊魂を認めないことを再論する。小林氏は、「我々日本人は、神と共に生き、死者の霊魂と同じ空間に存在している」(p42)と、こともなげに述べているが、そんな簡単な話ではない。たしかに人類は、その歴史の長期にわたってアニミズムの世界観の内にあった。しかし、教義を備えた宗教の成立とともに、自然発生的なアニミズムから次第に脱却したのであり、「霊魂」観はきわめて多様になった。神道にはたしかにアニミズムの痕跡が残っているが、小林氏は、宗教が一方ではアニミズムと対立しながら成立したことを見落としている。これでは、近代社会における宗教の正しい位置づけも、政教分離という近代社会の基本原則も理解できない。(写真は、フェルディナンデス書簡写本。日本語の堪能なフェルディナンデスは、ザビエルやトレスの通訳として来日し、「山口の討論」
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