チャイコフスキー:交響曲第6番“悲愴” 演奏:ジャン・マルティノン指揮:ウイーンフィルハーモニー管弦楽団 CD:キングレコード K30Y 1515 このCDは名盤として名高く、“悲愴”の録音では必ずといっていいほど引き合いに出される。何が名盤かといって泥臭さがまったくない蒸留水みたいな“悲愴”となっているからである。普通チャイコフスキーの演奏はロシア音楽独特の癖というか泥臭さが付きまとい、逆にこれを強調することがチャイコフスキーを上手く演奏するコツみたいになっている。この逆を行ったのがジャン・マルティノンである。洗練されたチャイコフスキーがウイーンフィルの美しい音で演奏されることによって、ロシアを意識しないで堪能できる。つまり蒸留水みたいな演奏なのだが、ただ無色透明というわけでなく、鮮やかの色彩を持った蒸留水とでも言ったらよいのであろうか。なかなかこれだけのことをできる指揮者はいない。(蔵
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」(1982年10月17日デジタルライブ録音) 指揮:エフゲニー・ムラヴィンスキー 管弦楽:レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団 CD:ビクター音楽産業 VDC-25025 ムラヴィンスキーの指揮は、曲に真正面から取り組み、少しの曖昧さも許さない、誠に厳格であるにもかかわらず、一方では人間みに溢れ、そして雄大でおおらかな包容力に満ちたものであった。今の指揮者には求めることが難しい資質をふんだんに持った偉大なる指揮者だったのである。そのムラヴィンスキーが振った1枚のライブ録音のCDがこのチャイコフスキーの「悲愴」交響曲である。 第一楽章から一種異様な緊張感が漂い、ただ事ならざる陰鬱な雰囲気を醸し出す。それが第2楽章では、人が遥か昔を偲びながらこれまでの人生を回顧するような、しみじみとした心情を描ききる。さらに第3楽章に入ると、第1楽章と同様、すざましい
枝野官房長官は19日夕、記者会見し、福島県内の1農家で採取された牛乳、茨城県内で採取されたホウレンソウ6検体から、食品衛生法の暫定規制値を超える放射線量が計測されたことを明らかにした。 牛乳は福島第一原子力発電所から30キロ強離れた場所で採取されたという。 枝野官房長官は、この牛乳を日本人の平均摂取量で1年間摂取し続けた場合の被曝(ひばく)線量は、コンピューター断層撮影法(CT)スキャン1回程度とした。ホウレンソウは、年平均摂取量で1年間摂取し続けて、CT1回分のさらに5分の1程度とし、「ただちに健康に影響を及ぼす数値ではない」と強調した。 枝野長官は、さらに調査を行い摂取制限や出荷規制の必要性の有無などについて早急に検討を出したいとした。
【台北・大谷麻由美】台湾の赤十字会やテレビ各局などの主催で18日夜に行われた東日本大震災の被災者を支援するチャリティー番組で、生放送中に7億8800万台湾ドル(約21億5000万円)の義援金が寄せられた。馬英九総統も20万台湾ドル(約55万円)を贈り、電話での義援金受け付けを手伝った。番組には、サッカーの元日本代表の中田英寿さんが駆けつけたほか、台湾人タレントのビビアン・スーさん、里帰りして番組に出演したジュディ・オングさんらも出演して盛り上げた。 【関連記事】 プロ野球:台湾がアジアシリーズ開催発表へ 台湾:軍事パレード行わず 「中華民国」100年事業 台湾:あの世の必需品も進化 中国:台湾への個人旅行、一部解禁へ 4月以降 中国:民進党取り込みに本腰か 台湾窓口機関幹部が訪台
東京電力福島第1原発の高濃度放射能漏れ・爆発事故で、東電側が14日夜、同原発の職員全員を退去させる方針を政府に打診していたことが分かった。現地での作業継続は困難と判断したとみられ、自衛隊と米軍にその後の対応を委ねる構えだったという。菅直人首相は打診を拒否し、東電側も一部職員を残すことになったが、東電はその時点で高濃度の放射線被ばくが避けられない原子力災害に発展する可能性を認識していたことになる。 複数の政府関係者によると、東電側が14日夜、「全員退去したい」との意向を枝野幸男官房長官と海江田万里経済産業相にそれぞれ電話で申し入れた。両氏は認めず、首相に報告した。首相は15日午前4時過ぎ、清水正孝・東電社長を官邸に呼び、「撤退はあり得ない。合同で対策本部をつくる」と通告。その後、東京・内幸町の東電本店を訪れ、「東電がつぶれるということではなく、日本がどうなるかという問題だ」と迫ったという。
東京電力福島第1原発での高濃度放射能漏れ事故は、東京電力だけではなく、政府の危機管理が後手に回った実態を浮き彫りにした。刻一刻と悪化する状況に菅直人首相が政府と東電の統合連絡本部を設置したのは大地震発生から5日目の15日。原発での重大事故という危機への対応としては遅すぎたとの指摘も出ている。 「あなたたちしかいないでしょう。撤退などあり得ない。覚悟を決めてください」。15日午前5時40分、東京・内幸町の東京電力本店に乗り込んだ首相は「福島原発事故対策統合連絡本部」の会合で事態収拾にあくまで責任を共有するよう東電の首脳陣に迫った。民間の東電を事実上、政府の指揮下に置く非常措置だった。 原子炉の異常は、11日午後の大震災発生直後から始まった。首相周辺によると、東電と経済産業省原子力安全・保安院などは「大丈夫です」と惨事には至らないとの見通しを官邸側に伝え、首相はいぶかったという。 12日未明、
DHMOの分子模型。 DHMO(ディー・エイチ・エム・オー、英: dihydrogen monoxide)とは、化学式 H2O で表される水素と酸素の化合物であり、日本語で表現すれば一酸化二水素、すなわち水そのものを、IUPAC命名法により言い換えたものである。 これは水であることを敢えて分かりにくくして危険な化学物質であるかのように錯覚させるため、元素の構成に基づく化合物名として表現したものである。科学論文などでこの表現が使われることはまずなく、心理実験や科学ジョーク[1]のひとつとして使われる。 概要[編集] DHMOのジョークが初めて登場したのは、Durand Express(英語版)紙が1983年に掲載したエイプリルフール記事であったという。その中では、DHMOは「水道管で発見された」「気化ガスを吸い込むと水ぶくれができる」[注釈 1]というシンプルな説明のみがなされ、記事の末尾に
【ベルリン小谷守彦】国際原子力機関(IAEA、本部・ウィーン)のグラハム・アンドリュー科学技術担当補佐官は18日、同機関の専門家チームによる放射線量計測の結果、「東京都内で健康上の危険はない」との評価を明らかにした。専門家チームはさらに福島第1原発周辺に現地入りし、活動を続ける。 都内の計測は同日、来日した専門家チームが行った。アンドリュー補佐官は、原子炉に通常含まれる放射性ヨウ素や放射性セシウムは確認できなかったとしている。 【関連記事】 【図でみる】半径20、30キロの範囲と、1〜4号機の配置 【最新の震災関連ニュース一覧】 <衛星から見た>水素爆発直後の写真を公開 <被災者サポート情報の一覧>避難所、健康、交通手段……ほか <安否確認・避難所・ライフライン情報のリンク集>
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