ハイソサエティーが1970年11月、CBSソニーから『世界へジャンプ ハイソ・サンライズ・プレゼント』でアルバム(LPレコード)デビューを果たした。1971年10月には、CBSソニーの新レーベル「EPIC」の第1号タレントとしてシングルレコードを発売している。 普通、レコードデビューはシングルをリリースしてからアルバムを出すものだが、その意味でアルバムが先になったのは異例のことであった。 シングルは『不思議な恋の物語』(1971年10月、EPIC)、アルバムは『ハロー・ハロー・ハロー』も含めて2枚リリースしている。1971年には会社内での新人賞も受賞している。レコード会社としては期待する存在だったということだ。そして、おそらくは今で言うオリキもついていたのだと思われる。 ハイソサエティーの名前は、ジャニーズ事務所副社長・メリー喜多川(藤島メリー泰子)の夫であり、作家の藤島泰輔が、1965年