京都市内の寺院で相次いだ仏像盗難事件で、京都府警捜査3課と東山署などは20日、宝泉院(京都市左京区)と西明寺(同市右京区)から仏像を盗んだとして、三重県四日市市の会社社長阿部逸男被告(59)(窃盗罪などで起訴)を窃盗容疑で再逮捕した。 阿部被告の逮捕は4回目。 発表では、阿部被告は昨年9月、宝泉院の旧玄関の棚から「韋駄天(いだてん)尊像」を、今年1月には西明寺本堂の須弥壇(しゅみだん)から「木造伝聖僧坐像(でんしょうそうざぞう)」を、それぞれ盗んだ疑い。阿部被告は「仏様の許しを得て持ち帰った」と供述しているという。