自民党は、来年の党大会を3月5日に開催する方針を固めた。複数の党関係者が明らかにした。1月開催が慣例の党大会を3月に先送りしたことで、党内では、通常国会冒頭での「年明け解散」の見方が浮上している。 党則によると、党大会は年1回、総裁が招集する党の最高機関。例年、通常国会召集前後の1月中下旬の日曜日に東京都内のホテルで開く。ところが、「来年も1月を模索したが、会場が確保できなかった」(党関係者)という。 来年の党大会は、総裁任期延長の議論が今年中にまとまれば、任期延長が正式に決まる場になる。2015年はいったん1月開催を決めたものの、14年11月の衆院解散を受けて3月に延期した経緯もあり、「(党大会は)1月だと思っていた。(3月開催なら)衆院を解散できる」(党幹部)など、解散と結びつける見方が出ている。