国土交通省は、外国人観光客などでも安心してタクシーを利用できるよう、あらかじめ目的地までの運賃が示されるタクシーの実証実験を、来月から都内で始めると正式に発表しました。 実験は、タクシーを配車するスマートフォンのアプリで乗車場所と目的地を入力すると、運賃が示され、金額に納得して申し込みをすれば配車される仕組みです。 渋滞があっても値上がりすることがないため、外国人観光客など土地勘のない人でもタクシーの利用がしやすくなるほか、利用が広がれば空車での走行が減ることも見込まれ、タクシー業界の生産性の向上も期待されています。 これについて、石井大臣は「メーターを気にしなくてもすむので、お客さんにタクシー利用のハードルを下げてもらえるようになればよいと思う」と述べました。