SaaSの安全神話 SaaS(Software as a Service)はここ10年で拡大が進み、2020年のCovid19によるリモートワークの推進と相まって、エンタープライズによる利用が爆発的に拡大した。 旧来のオンプレミスのシステムと比較し、導入期間も短くユーザにとってフレンドリーなSaaSは、バックグラウンドとして基本的にはクラウドネイティブであり、世界最高峰のセキュリティを誇るメガクラウド(GCP、AWS、Azure)が管理するマネージドサービスを利用することにより、技術的な安全性を確固たるものとしてきた。 SaaSを狙った攻撃の増加 SaaSをはじめ、クラウドサービスのセキュリティはAWSが提唱するような「責任共有モデル」と呼ばれるモデルによって担保されているといえる。これは、利用するシステムのセキュリティは、システムの提供側だけではなく利用側と協力しながら担保していこうとい
![SaaS安全神話崩壊!? SaaS攻撃への備えが必要な理由](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7931950777012c5a45bf418ffbeff27673e838a9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpizza-man.net%2Fwp-content%2Fuploads%2F2023%2F07%2Fransomware-2321110_1280-1024x678.jpg)