遺体処理がたらい回しに 「ある日突然、岐阜県内の警察署から電話がありました。岐阜市内に住む、父のいとこが亡くなったというのです。10年前の父の葬儀では見かけましたが、私はその方と人生で数回しか会ったことがありません。 それなのに、警察からは『連絡のつく親族はあなたしかいないので、遺体を引き取って欲しい。可能であれば、役所への書類の提出などの手続きもお願いしたい』とまで言われ、戸惑いました」 こう語るのは、神奈川県在住の井上雅史氏(62歳・仮名)だ。 警察によれば、井上氏の父のいとこは、親がすでに他界しており、未婚で、きょうだいもいない。そのため、法定相続人ではない井上氏にまで、連絡が来たのだ。 実は、このようなケースはけっして珍しくはない。配偶者もいない。子どももいない。親もすでに他界している。そんな「おひとりさま」の相続が、急増しているのだ。 一般社団法人日本少額短期保険協会による「孤独
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