那覇発羽田行きの全日空機が 9 月 6 日、静岡県沖の太平洋上空で急降下したトラブルは、機体が背面飛行に近い状態だったことが分かりました (MSN 産経ニュースの記事、テレビ朝日のニュース動画より) 。 運輸安全委員会の調査によると、このトラブルの際、機体は左側に約 130 度傾き、約 30 秒間にわたって螺旋状に約 1900 m 急降下し、機内では最大 2.68 G の重力がかかったとのこと。トラブルの原因はトイレのため席を外していた機長がコックピットに戻ってきた際、副操縦士がドアの解錠スイッチと間違えて尾翼にある左右の方向舵を調整するスイッチを操作したことによるもの。 しかしこうした重大なトラブルであったにも関わらず、負傷者が客室乗務員 2 名の軽傷だけで済んだ点について、記者会見した後藤委員長は「深夜のため乗客がシートベルトをして着席しており、重力で体が (シートに) 押さえつけられ