新宿の駅前には、例によって路上キャッチセールス男がいっぱい。 どいつもこいつもモテそうなイケメンで、通りすがりの女に馴れ馴れしく声を掛けてるが、高額な化粧品を買わせたり、高額なエステクラブに加入させて搾ろうってのが魂胆だ。 腹が立ったんで階段から突き落としてやったら、頭を打って転げやがった、ザマーミロ。と、思ったら、そのお仲間に腕をつかまれて、ヤクザ風の連中を呼び出しやがった、ヤバいと思ったが、これは夢だから眼を開ければ逃げられるな、と思って寝返りを打って枕から顔を上げたら、もう時刻は昼過ぎだった。 目覚し時計を見ながら、随分と卑劣な逃げ方だと思ったが、夢の中で腕をつかんだ悪徳商法キャッチ男の悔しそうな顔を想像したら、思わず皮肉な笑みが浮かんだ。 PHP文庫『文蔵』3月号の松本清張特集(isbn:4569665160)をちょこっと手伝いました。 本当は、松本清張に関してはもっとやりたいネタ