大手回転寿司チェーン「無添くら寿司」の複数の店舗において、店長が自腹を切ってアルバイトに給与を支払っていたことが「週刊文春」の取材でわかった。店長にポケットマネーを渡されて労働したアルバイトには未成年の高校生(当時)も含まれており、労働基準法に抵触する疑いがある。 くら寿司は東証プライム上場の一大回転寿司チェーン。2022年10月期の連結純利益は前期比51%増の28億円を見込むなど、業績は好調だ。同社を巡っては、山梨県甲府市にある店舗の店長が店の駐車場で焼身自殺していたこと、自死の背景に上司のパワハラがあったこと、現役従業員がパワハラを理由に会社を提訴する意向を示していることなどを小誌が3号にわたり報じている。