NHKでは、11月10日からドラマ『マチ工場のオンナ』が放送される。 同ドラマの原作は、「町工場の娘」。家族の事情により主婦から父親の会社の社長に就任することになったという異例の経歴をもちながら、事業の建て直しにも成功したダイヤ精機 代表取締役 諏訪氏の実話をもとにしたストーリーで、以前、諏訪氏には編集部で取材をしたこともある。会社再建のため、会社の規模を縮小し、体力を回復してから成長を目指すというリストラ案を出したところ、諏訪氏は父親から「まずリストラするならば、提案した本人のお前からだ」といわれ、本当にクビになってしまった話は実に印象的だ。 ドラマでは、夫の大と息子の3人暮らしをしている専業主婦の有元光が主人公。ある日、過労で倒れた父・泰造の様子を見にいくと、医師からガンで余命4日と告げられる。幼くして亡くなった兄の代わりに光を社長にしようと育ててきた泰造に反発、専業主婦となった光。し