音声認識ソフトウェアの開発などを行う米Nuance Communicationsの日本法人「ニュアンス・コミュニケーションズ・ジャパン」は、走行中の車内コミュニケーションをスムーズにする「In-Car Communication(ICC)」のデモンストレーションを行った。 このシステムは、走行中のロードノイズやAVソースなどにより聞き取りにくくなる同乗者同士の会話を、マイクを通して明瞭化するもの。乗車中は前席も後席も前を向いて座っているため、特に前席から後席への会話は聞きにくい傾向にあり、車内空間が広いミニバンでは聞き取りにくさは顕著だ。その状況では運転者が後ろを振り返りながら会話することも想定されるが、そうなれば安全上の問題も生じる。この対策として有効なのがICCなのだ。 システムの基本的な考え方は、マイクで拾った音声を、スピーカーを通して再生するというものとなる。運転者が後席へ向けて会
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