デンソーは27日、軽自動車の安全性向上に貢献する小型のステレオ画像センサーを開発したことを発表した。なお、同製品は、11月に発売された「ダイハツ タント」に採用されている。 ステレオカメラは左右のカメラにより対象物までの正確な距離測定が可能となっている。緊急時の衝突回避支援ブレーキ機能、車線逸脱警報機能、ロービームとハイビームの自動切り替えなどに活用されている。 ステレオカメラは構造上、測定可能距離とカメラ幅が比例するため、必要な測定距離を確保するためにはサイズが大きくなってしまう問題がある。新型のセンサーはレンズ歪み補正とステレオマッチング技術の組み合わせることでカメラ幅を半減させ、センサーを制御するECUを一体化させることで軽自動車のルームミラー裏側への搭載を可能としている。 《防犯システム取材班/小池明》