東武鉄道は4月21日、同社が計画している日光・鬼怒川エリアでの蒸気機関車復活運転について、蒸気機関車と客車のほか車掌車とディーゼル機関車を含む6両編成のSL列車として運転すると発表した。2017年夏をめどに営業運転を開始する。 東武鉄道は蒸気機関車による鉄道として開業。電化後も貨物列車などのけん引機として蒸気機関車を使用していたが、1966年6月までに運用を終了している。同社は2015年8月、日光・鬼怒川エリアの交流人口創出や沿線活性化を目的として、蒸気機関車の復活運転を目指すと発表。これまで乗務員の養成などを進めてきた。 今回の発表によると、SL列車は2017年夏をめどに営業運転を開始。土・日曜と祝日を中心に年間最大140日程度、1日3往復程度運転する。運転区間は鬼怒川線の下今市~鬼怒川温泉間(栃木県日光市)12.4kmで、片道の所要時間は約35分。蒸気機関車1両を先頭に、車掌車1両、客