1月に逝去したデヴィッド・ボウイ。彼が初主演を務めた1976年公開の映画『地球に落ちて来た男』(ニコラス・ローグ監督)の追悼上映が決定した。新天地を求めて地球に降り立った美しい宇宙人をボウイが演じている。 デヴィッド・ボウイは、それぞれのアルバムで自分ではない誰かを演じていたように、俳優としてもスクリーンで異彩を放った。『地球に落ちて来た男』はウォルター・テヴィスの同名SF小説を、ニコラス・ローグ監督が映画化した。 ローグ監督にはミック・ジャガーやアート・ガーファンクルを主演に起用した作品を撮っている。俳優ではない「異物」であるミュージシャンがいることで、映画はに運動が生まれる、と評価される。 当初、ボウイはこの映画のための楽曲も用意していたが、俳優としてボウイを必要としていた監督の要請もあって、ボウイは演技に専念したという。代わりに音楽を担当したのは、ママス・アンド・パパスのジョン・フィ