2017年は、格安SIMサービスの認知が広がる一方で、MVNO事業者の失速も話題に上った。先頭集団を走る楽天モバイルが、FREETELを運営するプラスワン・マーケティング社(以下、POM社)を買収した件は記憶に新しいところ。FREETELは今後、どうなってしまうのか。そして楽天モバイルが目指す目標とは?楽天モバイルが1日におこなった事業説明会では、執行役員が記者団の質問に丁寧に回答していった。 ■FREETELは良い買い物だった? 登壇したのは、楽天 執行役員 楽天モバイル事業の大尾嘉宏人氏。以下、記者団とのやりとりを一問一答で紹介していく。 ――契約者数は11月の頭で140万人を突破した。今後の目標数は? 大尾嘉氏「具体的には申し上げられない。他社さんでも様々な施策を出されているが、その中で、昨年より今年の方がお客さまを獲得できた。いまの勢いを加速させたい」。