文藝春秋は16日、よしもとクリエイティブエージェンシーとタッグを組み、『文藝芸人』を発売した。 文藝春秋取締役副社長の西川清史氏は「一昨年、又吉さんが火花で芥川賞を受賞して以来、吉本興業の大崎社長と知り合い、うちの芸人使っておもろい雑誌つくれないか、と相談されていた」と経緯を説明。2016年に編集部を作り、文学界の編集長を経験した大川茂樹氏発行人に起用した。 エッセイ、イラストなどお笑い以外にも関心がある芸人に面談、実に152人の芸人が参加している。大川氏は「小説家と芸人は共通するところがある。言葉を操るのが仕事で、(むしろ)言葉だけがその存在を保証している」と分析。今回起用したの芸人について「驚くほど多様で独自の文体や破壊力を持っている」と評価した。 吉本興業代表取締役専務の田中宏幸氏は「舞台から活字へを合言葉に取り組んできた」と今回のタッグにかける思いを吐露。よしもとクリエイティブエー