常盤貴子主演の『京都人の密かな愉しみ』の最終話「桜散る」編がNHK BSプレミアムで5月13日21時から放送される。 同作は9代続く老舗の有職菓子司「久楽屋春信」の若女将・沢藤三八子(常盤貴子)を主人公とし、細かい季節感(二十四節気)をテーマに、京都に生まれ育った人々の生活の中の愉しみ、喜び、苦悩を描いてきた『京都人の密かな愉しみ』シリーズの最終話。 物語の始まりは二十四節気の「清明」(4月はじめ)。希望の季節であるにも関わらずエミリー(シャーロット・K・フォックス)は、ヒースロー(団時朗)の突然の出家の衝撃に落ち込んでいた。その悲しみが伝播したかのように、三八子も鬱々としている。そんな中、老舗の重圧を背負わせるのをふびんに思っていた母鶴子(銀粉蝶)は、後継者として職人頭の茂にのれんを分ける相談をするが、彼はもっと適任の男がいるということで受け付けない。そんな時、茂のかつての弟弟子でパリに